日の出処分場周辺の一斉水質調査 【2022年】

2022年11月13日(一部の採水は前日の12日に実施)に恒例の日の出処分場周辺の水質調査を行いました。

今回は、都留文科大学の神長先生と学生二名、日の出町と青梅市の議員、檜原村に建設が計画されている産業廃棄物焼却炉に反対している方々二名の飛び入り参加もありました。

世代も職業もみんな異なる計17名で9箇所での採水しながら二つの日の出処分場とエコセメント施設を巡り、竹林舎に帰ってから水質の検査を済まして、参加者同士との質疑応答、最後に神長先生の『廃棄物問題と今後の展望(環境社会学的観点から)』の講義があり、好天の秋の一日を盛りだくさんの内容で、それぞれに思いを新たにして有意義に終えました。

この日の我々の水質調査とは、電気伝導度、塩化物イオンCOD(化学的酸素要求量)とpHを測定しました。ホウ素、フッ素、硝酸性窒素については、グリーンブルーという専門の分析機関に毎年依頼しています。

電気伝導度だけで見ましても、この表(2017年~2023年)が示しているように、谷戸沢処分場の埋め立てが24年も前に終了してからも、汚染の数値はわずかながら減衰傾向にあるものの、それは遅々として未だに高い数値が出ていています。(図右端 谷戸沢清流が本来の数値)

我々たまあじさいの会としては、かような負の遺産が霧散解消したわけではなく、依然存在していることをこのように問うていきます。

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