処分場周辺のがん死
日の出処分場関連地域10万人あたりのがん粗死亡数
町は住民側の調査を相手にしなかったが、保健所や厚生省のデータからも確実に健康被害が進行していることが読み取れる。
夜間、処分場から焼却灰を含む冷気が南西直下の沢沿い地域に停滞し、がん死の多発が住民調査で明らかになった。
日の出町と全国のがん死標準化死亡比(SMR)
標準化死亡比(SMR)とは?
がん死亡率は年齢構成の影響を受ける。そこで地域のがん死亡率を比較するために統計処理した数値。
日の出町は処分場会場当初はがん死の低い地域であった。しかしその後がん死率は徐々に高くなり、14、5年後はついに全国の平均を上回ってしまった。
処分場周辺の男子出生率
期別男子出生率の変化
近年、焼却炉や産廃処理施設の周辺で男子の出生率の低下が顕著になっていることが、全国的な調査で明らかになった。日の出町に見られる男子出生率の低下は、これらの地域よりさらに際立っている。