焼却灰の多くはスギ花粉の1/3以下の細かい浮遊性の高い微粒子といわれ目に見えないことはもちろん、感じることもできません。しかもこの灰にはダイオキシンを始めとする有害な化学物質や重金属が大量に含まれている。

日の出町にあるゴミの最終処分場には、東京の多摩地域で焼却された灰が埋め立てられています。

この処分場周辺では癌死者が異常に高く、それは周辺に吹く局地風が、谷底に埋め立てられる焼却灰を周辺地域に飛散させていることが原因であると予測されました。

3年にわたり定期的な調査・分析の結果処分場から焼却灰が飛散するメカニズムや周辺の植物の異常が分かりました。

この事実は全国3,441ヶ所以上ある処分場に共通して起こる問題でもあります。

この活動を通して明らかになったことを踏まえて私たちはいくつかの点を問題提起したいと思います。

フィールドワーク

エコ・フレンドリー(多摩市の環境市民団体)の日の出処分場見学 2023.11.8

エコ・フレンドリーという団体は、多摩市から業務を受託し、ごみ分別相談窓口、リユース食器の洗浄、食品の放射能測定をしています。 そのメンバーと多摩市の資源循環推進課の担当職員2名の総勢20人が11月8日バスに同乗して日の出にいらっしゃいました...
日の出廃棄物処分場周辺の環境調査

日の出処分場周辺の水質調査(2023年報告)

たまあじさいの会は2002年から二ツ塚処分場・谷戸沢処分場周辺青梅側6地点、日の出側8地点の水質調査を行ってきました。 それまでの調査結果を精査した結果2017年から調査地点を搾り、図に示した9地点を重点的に調査することに決定し現在に至って...
フィールドワーク

都留文科大学地域社会学科「日の出処分場周辺フィールドワーク」2023.6.25

昨年度(2022年)に引き続いて、今年度(2023年)も都留文科大の神長教授のもとで地域社会学を学ぶ学生が日の出処分場を訪ねてきました。 神長教授から次のようなメールが届きました。 全員で「水からの速達」を観て、そこで生じた素朴な疑問を今も...
ブログ

坂巻幸雄さんのご冥福をお祈りいたします【たまあじさいの会】

昨年(2023年)8月に坂巻幸雄さんが亡くなられました。 先生は二ツ塚処分場建設が始まる前から処分場予定地の地質を見て歩き、この地が地質学的な見地から処分場として不適切であることをアセスメントや裁判で訴えられました。 たまあじさいの会として...
ブログ

これからのごみ問題【市民環境講演会】2024.4.7のお知らせ

今年で33回を数える市民環境講演会を2024年4月7日(日)、下記のような内容で開催いたします。 第33回市民環境講演会 2024.4.7 これからのごみ問題 ごみは人がいらないと思った瞬間にゴミになります。 ならばその意味を逆に戻すことも...
ブログ

上智大学生によるフィールドワーク 2023.5.14

上智大学では一つの目的を持った主題のもとに、学部などにとらわれず集まって学習するシステムがあります。その試みの一つとして日の出処分場がフィールドワークの場として選ばれました。それはなぜか・・・ 2023年5月14日、多摩Kollect法律事...
活動

エコセメント化施設周辺の放射線定例調査報告 2023年1月~7月

2011年9月から始めたエコセメント化施設周辺の放射線量調査は間断なく現在も続けられています。2020年と2021年はホットスポットファインダーでの測定のみであったが、現在は線量計での計測も同時に行っています。 上の図は調査地点と各調査地点...
ブログ

2023年度 たまあじさいの会 総会報告

たまあじさいの会が始まってから25年、四半世紀経ちました。その間、休みなくなく活動は続けられ、いまだに創設当初の意欲は衰えていません。それが何故かは総会報告での古澤代表の挨拶の中で詳しく語られていますので、ぜひご一読ください。着目される昨年...
ブログ

【学習会のお知らせ】「日の出町ごみ処分場から学んだこと」 2023.7.16

「日の出町ごみ処分場から学んだこと」 神長 唯さん(都留文科大学教養学部地域社会学科教授) 2023年7月16日(日)14:00~16:30 立川市柴中公会堂 ●参加費:500円(会場参加の方は当日支払い) ●ZOOM参加ご希望の方 7月1...
活動

【動画】田村バイオマス発電所(福島県田村市大越)周辺の汚染調査 第3回 2021年11月

福島第一原発事故で放射能汚染された地域の木材チップを燃やす「田村バイオマスエナジー」が、発電運転開始からたったの数か月でトラブルによるとみられる運転停止のお粗末。そのまま「定期点検」に入りました。 今回は、地元・大越地区の皆さんと一緒に、田...