焼却灰の多くはスギ花粉の1/3以下の細かい浮遊性の高い微粒子といわれ目に見えないことはもちろん、感じることもできません。しかもこの灰にはダイオキシンを始めとする有害な化学物質や重金属が大量に含まれている。

日の出町にあるゴミの最終処分場には、東京の多摩地域で焼却された灰が埋め立てられています。

この処分場周辺では癌死者が異常に高く、それは周辺に吹く局地風が、谷底に埋め立てられる焼却灰を周辺地域に飛散させていることが原因であると予測されました。

3年にわたり定期的な調査・分析の結果処分場から焼却灰が飛散するメカニズムや周辺の植物の異常が分かりました。

この事実は全国3,441ヶ所以上ある処分場に共通して起こる問題でもあります。

この活動を通して明らかになったことを踏まえて私たちはいくつかの点を問題提起したいと思います。

活動

日の出処分場周辺の水質調査 2022年

2022年11月13日(一部の採水は前日の12日に実施)に恒例の日の出処分場周辺の水質調査を行いました。今回は、都留文科大学の神長先生と学生二名、日の出町と青梅市の議員、檜原村に建設が計画されている産業廃棄物焼却炉に反対している方々二名の飛...
活動

田村市大越町バイオマス発電事業稼働による周辺放射性物質汚染【調査報告】 2022年1月

概要福島県田村市大越町は、福島第一原子力発電所のほぼ真西に位置するため事故の影響を比較的受けない地域であった。そのため事故以降、宅地と農地は除染されずに放置されてきた。しかし福島県は70%が森林を占めているため、森林汚染の除染が積み残されて...
フィールドワーク

都留文科大生による「日の出処分場」フィールドワーク 2022.12.11&18

日の出処分場に関わる住民運動の実際や歴史、そしてたまあじさいの会の活動を学ぶために、都留文科大教養学部地域社会学科で学ぶ学生さんたち7人が、神長教授とともに12月11日・18日と日の出を訪れて、たまあじさいの会との交流を持ちました。12月1...
ブログ

たまあじさいの会の名称の由来・・・・タマアジサイ

私たちの会「たまあじさいの会」の名称は、二ツ塚処分場にアクセスする馬引沢沿いによく見かけるタマアジサイから命名したものです。タマアジサイの和名は(玉紫陽花)、紫陽花の一種で蕾が球形であることから名づけられた。樹高はほぼ普通のアジサイと同じで...
活動

青梅市多摩川流域の欅の食葉性害虫の被害は終息(2022年)

2008年から始まった欅の食葉性害虫(ヤノナミガタチビタマムシ)による欅の被害は、今年になって多摩川・秋川・平井川・成木川・名栗川などほぼ全域にわたって終了した。1977年ころ同様のヤノナミガタチビタマムシによる欅の被害が多摩川及び秋川と平...
活動

田村市大越町バイオマス発電所の現在(2022年)

今年度も昨年度に引き続き「田村市大越町バイオマス発電事業稼働による周辺放射性物質の計測とその記録と結果と拡散」というテーマで高木基金の助成が決定しました。今後の調査継続の助けになり励みにもなりました。大越の地元住民にとっても朗報がありました...
活動

エコセメント化施設のリニューアル(2022年)

日の出町の住民も青梅市の住民も知らないうちに、エコセメント事業は継続されることになった。本来ならば2006年に始まったこの事業は20年間で終了することになっていた。東京たま広域資源循環組合によれば、将来的な施設老朽化に伴い、•エコセメン化施...
フィールドワーク

たまあじさいの会の「日の出町ゴミ処分場周辺の空間線量定期環境調査」【動画】

東京都日の出町のゴミ処分場による環境汚染を25年間にわたり調査している市民グループの「たまあじさいの会」です。2011年9月からは放射能空間線量調査の定点観測を毎月行っています。その様子を動画(第1部から第5部まで)にアップしました。まるで...
日の出廃棄物処分場周辺の環境調査

東京たまエコセメント工場・二ツ塚廃棄物処分場の放射線および粉塵測定【動画】 2021年12月

【たまあじさいの会 定例調査】東京都日の出町に造られた、ゴミ焼却灰をエコセメントの原料にするプラント(二ツ塚処分場内に設置)の周辺では、大気汚染によると思われる健康被害や、植物の立ち枯れ・奇形が見受けられます。福島第一原発事故の後は、放射線...
活動

市民科学者を支える『高木基金』のクラウドファンディングにご支援を!

『高木基金』(高木仁三郎市民科学基金)は、市民社会や地球環境の脅威となっている私たちのまわりの身近な課題の解明と解決を目指す調査研究活動に対して、市民から寄せられた寄付を財源に助成支援する「市民ファンド」です。「たまあじさいの会」もいくつか...