2011年9月から始めたエコセメント化施設周辺の放射線量調査は間断なく現在も続けられています。2020年と2021年はホットスポットファインダーでの測定のみであったが、現在は線量計での計測も同時に行っています。
上の図は調査地点と各調査地点の線量を示しています。各ポイントの線量は極端な差がなく平滑な状態を示しています(下の青い線のグラフ参照)。細かく見てゆくと、ポイントDとk1がわずかに高い値を示しています。下のグラフは2014年の各ポイントの状況と現在を比較したものですが2014年の全体的な傾向は6・7・8のポイントすなわちエコセメント化施設に最も近い地域の数値が高く、現在の線量と比較しておおよそ3倍近い差がみられます。このデータから分かることはエコセメント化施設からの放射性物質の排出は確かにあったということです。
(記事は2023年9月発行 たまあじさいの会お知らせより)