2018年度「たまあじさいの会」総会報告

2018年度総会にあたって (代表 古澤省吾)

 昨年の総会から早一年。少年老い易く学成り難し。徒らに馬齢を重ねるだけです。そして残り時間は確実に少なくなってきて、しかし同時にある意味、生理学的なものか、ふてぶてしくなり物怖じも焦燥感にも疎くなってきたような。もっと端的に言うと、恥じらいなぞも既に失われた感覚の一つかも知れません。

 私事で申し訳ございませんが、爺になった証に、初孫が生まれました。
小さな手を握って無垢のその瞳をみつめていると、おじいちゃんとして願うことは、健康で長生きして欲しい、それだけです。命を大切にして、生きていくだけで十分なんだよ、とそんなやさしい気持ちになります。それが結局は仕合せ、ということだからでしょうね。
科学技術の発達、生産力の増強・巨大化により、とても豊かで便利な生活が出来るようになりました。しかし同時にその弊害にも苛まれています。フクシマの原発事故の災厄はちっとも解決されていません。私たちの地元の日の出・青梅は、谷戸沢・二ツ塚処分場とエコセメント工場を抱え、そのせいか近隣の子供たちのぜんそくの罹患率は東京都内でも群を抜いて高くなっているようです。身の回りの人たちを見ても、成人病が蔓延していて、なかには深刻な病状に苦しんでいる人が大勢います。この一年を振り返っても、我々の仲間が原因不明の病に侵され、最後はガンにより永遠の決別をしました。

 たまあじさいは身近の環境を、簡単な方法で、会員それぞれが自発的に、しかし執拗に気長に観察することで、異常なことを問題提起してゆくものです。また、これまでに錚々たる講師をお迎えして三十数回も開催してきた『市民環境問題講演会』を再開して、22世紀でもさらにその先でも、我々の孫子の世代がこの環境で健康で、安心して安全に暮らせるために我々が、直面する問題を考えて行きたいと思っています。

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2018年度「たまあじさいの会」総会は2018年5月12日、午後2時30分より青梅市「梅郷市民会館」で行われました。

【出席者】
濱田(司会)、伊東、雨宮、安藤、中西、永瀬、森本、藤井、濱田桜、永戸千恵、井上、古澤、下向、佐藤、伊藤、田中(日高)、大貫淑子(国立)、山口、轟、手塚、飛騨
(自己紹介順、敬称略) 総数21名

【議長】
中西さんを選定

【代表挨拶】
下向辰法
「今年度は20周年の企画を考え、実行したい。予算が厳しくなっている。この状況下、事業の集中と選択しても活動の継続を!」

【議事】

1)2017年度 活動報告

多摩川放射線調査(伊藤教行)
計測を継続することで特異点の発見、汚染源、排水口、焼却施設、排水方法の変更あるか、水生昆虫の生態の変動など

ヤノナミガタチビタマムシに関する活動 (古澤省吾)
夏ごろまでには報告書をまとめる

ホームページ (森本弘文)
折角の活動実績などを公表しないことはもったいない。HPに見やすく、見せる、紹介する、資料の整理、過去の講演会録

プラムポックスウィルス (手塚俊明)
ずさんな農薬散布、市当局の問題意識欠如、危険性を指摘したガイドラインを対象地区内の保育園等に配布したが、市が安全だと説明して歩く始末

絵本チーム (轟正雄)
17年度だけで16回の会合、8月25日まで雨宮邸にて開催。構成、内容、説明文、資金調達、発行部数、販売・配布方法など検討中

水質調査 (安藤隆)
たまあじの設立前から実施したもの。谷戸沢周辺を重点的に調査。結果から推察すると秘密裏にバイパスが作られたのでは? ホウ素、フッ素など処分場由来物質をグリーンブルーB分析依頼

定例空間線量調査 (中西四七生)
フクシマ由来を2011年より馬引沢よりエコセメント周辺を毎月、第二土曜に実施。汚染物質・粉塵の気象条件・拡散、バグ・フィルターのまやかし、周辺地域への健康被害、遺伝性・エピジェノティクスの影響

2)2017年度の会計報告と監査報告
全会一致で了承

3)2018年度 活動計画
前述の2017年度の活動計画は継続して行う。あらたに、広報活動の充実、講演会、ホームページ等の活用。20周年に向けて

【質疑】

・予算の制約の問題があるなかで、多摩川リネンなども含めて、いつまで継続するつもりか?

出来るだけ継続していきたいのは事実。しかし予算の問題もある。しかしもう少し(頑張って)調査を継続していくと、自ずと見えて来るものがあるのでは。
そうして、テーマや測定箇所を絞り込んでいくことで、費用の軽減も出来よう。
汚染というものは、下流に移動していっている。砧などを重点的に
助成金を共同して申請するとか?R.I.Laは東急は継続することは難しい。
助成申請先を探す。あるいは別の団体で、別のテーマを考えて、新しい内容で申請する、
高木基金などは?選定委員の問題。過去の軋轢あったりするが、あらためて検討していく。

・20周年記念については?

中村敦夫さんの『線量計は鳴る』の開催・実現

【終わりの言葉】
下向辰法
「高齢化などの問題あるが、とにかく継続することが大切」

—— たまあじさいの会「お知らせ」(2018年8月)より ——

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