たまあじさいの会 2021年度総会報告

会員の皆様には変わらずお世話になっております。このような状況の中いかがお過ごしでしょう。昨年度のたまあじさいの会の活動は、例年と同じよう滞りなく終わらせることができました。3月の末、福島の田村市大越地区にあるバイオマス発電所見学し、地元住民と話し合う機会を得ました。こうした施設が持つ環境汚染に気が付き、その背後にある利権構造を知り、その不正を許せないという気持ちがよく伝わってきました。高齢の方がほとんどですが、どうにかしようという気概に我々の20数年前の姿を見た気がしました。
今年度の総会はコロナの現状を見て総会を開くことは無理と判断し、運営委員会で話し合い、以下のように決定いたしましたのでご了承ください。ご意見等ございましたら anta@tbz.t-com.ne.jp までお願いします。

【2020年度 たまあじさいの会 活動報告】

定例活動
毎月1回行われる、エコセメント化施設周辺の放射線量調査および粉塵調査)
・放射線量調査はホットスポットファインダーにより施設周辺を歩きながら連続調査的測定
・粉塵調査は11のポイントの粉塵量をspm測定器Dylos Logger・風向風速計により調査

多摩川放射線一斉調査 2020年6月13日~16日、14日~7日
多摩川上流から下流まで16ポイントをリネン吸着法にて調査

中央大学社会学部ゼミ学生の受け入れ 2020年8月25日
現地見学案内及び学習会

エコセメント化施設周辺総合調査 2020年9月19日
土壌放射線量・空間線量・粉塵調査

農工大高田教授訪問 2020年12月16日
多摩川のビスフェノールAと処分場の関係について

オンライン市民環境問題講演会 2021年3月6日
「トリチウム汚染水海洋排出の危険性について」講師渡辺敦雄さん

中間貯蔵施設見学会 2021年3月26日27日
田村市バイオマス施設・大熊町人家塵採取・中間貯蔵施設・双葉町伝承館

2021年2月13日 定例調査 8ポイント

2020年6月17日 多摩川放射線調査一之宮公園

【2020年度 たまあじさいの会 会計報告】

【2021年度活動計画】

調査の継続
・水質調査 (谷戸沢処分場・二ツ塚処分場周辺及び周辺河川水)
・放射線量調査 (エコセメント化施設周辺、周辺地域)
・粉塵調査 (エコセメント化施設周辺)
・土壌放射線量調査 (エコセメント化施設周辺とコントロール地点)
・多摩川流域放射線量調査 (多摩川水源から河口まで18地点)

住民運動との共同
日の出処分場と同様の問題で活動する住民へ調査の方法など支援を行う。

日の出処分場にかかわる環境問題の広報
私たちが長年行ってきた活動で得たデータを広く広報する。教育関係、市民活動への出前講座を積極的に行う。

以上。

 


オリンピック、コロナ、原発、リニア、辺野古、これらの問題を我々が選んだ国会のお偉方がどう考え対処してくれているのか、それを考えるとみな惨めな気持ちになるはずです。しかたがないと考えるのは簡単だが何とかしなくては、たまあじさいの会は行政の流すインチキな情報を、市民が調査することで明らかにし、少しでも皆さんの役に立ちたいと考えています。

会の運営は皆さんの支援で成り立っていますよろしくお願いします。

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