11月８日（２０１５年）は、たまあじさいの会主催の『日の出処分場周辺の水質・放射能調査』（第9回 水質･放射能調査フィールドワーク）が行われました。17名の方の参加で調査が行われました。初めての方、遠方（茨城）からの方も参加されました。採取した水は「ちくりん舎」に帰り、参加者で分析を行い、午後は、瀬戸昌之先生に幅広い内容で講演をしていただきました。(山口隆幸）
水の採取ポイントは全部で11か所。「谷戸沢処分場」「二ツ塚処分場」の埋め立ての影響で汚染されたと思われる日の出町と青梅に流れる沢からピックアップした採取ポイントです。2008年から毎年この時期に調査を行っています。
採取ポイントでのフィールドワーク。現地で「気温」「水温」「放射能線量の測定（地上1メートル、地上5センチ）」「電気伝導度」の測定を行い、記録します。
水の採取
電気伝導度の測定
水質調査「採水記録」用紙に記入
採取した水を「竹林舎」に持ち込み、①PH、②塩化イオン濃度、③COD（化学的酸素消費量）の3項目の測定を行います。小学生時代の理科の実験を思い出しながら、楽しく水の汚れを調査しました。
さあ皆さん、水の測定を始めますよ。
専用のカップに水を入れて測定します。
各採取ポイントの水を参加者がそれぞれ担当し、水の測定をします。
PHの測定
塩化物イオン濃度の測定
COD／化学的酸素消費量の測定
水の分析結果を講師の瀬戸昌之･東京農工大学名誉教授からお聞きしました。過去7年間の測定記録と比較して、水質測定の数字は大きく変わっていませんでしたので、水の汚れに改善はないということでした。二つのゴミ埋め立て最終処分場の影響による水質汚染は時間を経過しても続いていることがわかりました。
たまあじさいの会では1年を通して日ノ出処分場周辺の市民環境調査を継続的に行っております。ごみ問題、環境調査に興味のある方、たまあじさいの会の活動に興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。
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