ホットスポットファインダー(HSP)による空間線量調査から見えてくるもの

下の図はHSFによる馬引沢の調査結果です。青は低く緑→黄→橙と線量は高くなります。
赤い線で囲まれた部分が馬引沢での線量の高い地域であることが見て取れます(0.1μ㏜~0.06μ㏜)。この地域の植生は荒れていて、多くの植物に異常が見られる(写真1,2,3)。谷の下流部であるこの地域は冷気が溜まりやすく、日常的に霧の発生しやすい場所でもある。エコセメント化施設及び処分場から発生したガス状・粒子状の汚染物質は、夜間に冷やされ馬引沢を伝って谷底であるこの地帯に澱んだり、霧となって、乾性及び湿性沈着をする。結果、植物本来の持つウイルスや病原菌に対する防御機能(免疫力)は失われこのような状況となって現れる。
トレーサーとしての放射性物質を考えれば、線量の高いこの地域がエコセメント化施設からの物質の流れを証明していると思う。

【写真1】 馬引沢山道 2020.10.24

【写真2】 キヨスミイトゴケ 2020.10.24

【写真3】 アオキ 2020.10.24

トレーサー 液体や流体の流れ、あるいは特定の物質を追跡するために使われる微量添加物質や性質。追跡子ともいう。
HSF(ホットスポットファインダー) 歩きながら自動的にGPSと連動し1秒間ごとの放射線空間線量率が地図上にプロットされホットスポットがすぐに分かるシステム。

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