ここは大切な水源地、どんなに考えてもこんな景色は駄目だ、子供にもわかる事

(中央がトラスト地、エコセメント工場用地より 昔、撮影)

(中央がトラスト地、エコセメント工場用地より 昔、撮影)

以前、調布市付近の多摩川の河原で、散歩をしている人に「この辺の多摩川は汚れていますね」とつぶやいたところ「上流で汚しているからだ」と言われた事がありました。

私は「??・・・?」何を言っているのだこの人はと、心で叫んだが、確かに当たってはいる。

上流は綺麗に、水源地や、水を汚してはいけないはず、にもかかわらず日本の行政、自治体はゴミを山奥の見えない所へ隠す。その結果、水や地下水が汚れ川に流れ、河口から海に流れ、魚介類、鳥類、あらゆる生き物に影響、最後、人間に最悪のダメージをもたらす。

命の水を汚染しては行けない。

日本人は「紅梅自然」に恵まれ、自然を愛しているかのように思いこんでいるかも知れないがとんでもない、自分の家の庭しか興味が無く、それ以外の自然は大切に出来ない、外に出ると空き地に空き缶を捨て、川に油を平気で流す。

そんな人間が山奥に処分場を造る。

福島原発事故の悪魔の汚染物質を「安全、大丈夫」と言い、綺麗な土地に運びいれようとしている。汚染物質拡散は極力最小限に、ちゃんとやらないと次世代に確実に影響をもたらす。

「貴方のお家の庭、きれいですね、でも、自然の木々、花々の方がもっともっと自然で綺麗ですよ、大切にしましょう」こんな事、自然を愛する普通の人たちは知っている、だから普通の人たちはやらない。

自然の大切さを再認識するために大人たちは原点に戻り、やっぱり自然を壊しゴミを埋めちゃダメだ、自分が出したゴミは自分たちで解決、よその土地に平気で捨てるのはいけない、自分たち身の回りだけ綺麗にすれば後は知らない、関係無い、では済まされない。

ゴミは出せば収集車が回収、燃やせば終了、町内会で花壇にパンジーを植えて缶ビールを一本配り満足の環境美化。ゴミ受け入れ反対の人々の気持ちをもう一度思い出し、考えていかなければ?「知らない」では済まされない。

余談ですが15年ほど前、CWニコルさんのテレビ番組で中学生からもらった手紙を紹介していました。「ニコルさんは間違っています、あなたは黒姫が世界一美しいと思っているみたいですが、美しい山はわれわれの山です」。

僕は安心して笑いました。そして、ちゃんと手紙を書きました「その通りだよ、君の山が世界一美しい、その心をずっと持ってがんばっていつか僕も貴方の山が見たいです」。

私は今青梅に住んでいますが「青梅は素晴らしい所です」と、胸を張り、自信を持っては言えません。

(佐藤 孝)

<ゴミから変えよう・環々学々の会発行『けせらん・ぱさらん』第132号 2016年1月30日より転載>

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