『高木仁三郎市民科学基金』からの助成(2021年度)が決まりました
高木仁三郎市民科学基金(高木基金)は、2000年10月に62歳でこの世を去った市民科学者、高木仁三郎の遺志によって設立されました。現代の科学技術がもたらす問題や脅威に対して、科学的な考察に裏づけられた批判のできる「市民科学者」を育成・支援を...
焼却灰の多くはスギ花粉の1/3以下の細かい浮遊性の高い微粒子といわれ目に見えないことはもちろん、感じることもできません。しかもこの灰にはダイオキシンを始めとする有害な化学物質や重金属が大量に含まれている。
日の出町にあるゴミの最終処分場には、東京の多摩地域で焼却された灰が埋め立てられています。
この処分場周辺では癌死者が異常に高く、それは周辺に吹く局地風が、谷底に埋め立てられる焼却灰を周辺地域に飛散させていることが原因であると予測されました。
3年にわたり定期的な調査・分析の結果処分場から焼却灰が飛散するメカニズムや周辺の植物の異常が分かりました。
この事実は全国3,441ヶ所以上ある処分場に共通して起こる問題でもあります。
この活動を通して明らかになったことを踏まえて私たちはいくつかの点を問題提起したいと思います。